国公立大学の2次試験の前期日程が始まり、25日は全国159の大学で試験が行われています。
このうち東京・文京区の東京大学では、午前8時前に正門が開かれ、受験生たちは、激励に来た家族や予備校の先生たちに見送られながら試験会場に向かいました。
都内の男子高校生は「ここしばらくは、ひたすら過去の問題集を解いて、きょうに備えてきました。ふだんどおりの力を出せば合格できると信じています」と話していました。
また、大分県から来た女子高校生は「きのうは移動の疲れもありましたが、ぐっすり寝られました。家族からはけさ、応援のメッセージが届いて、とても勇気づけられました。緊張せずに頑張ります」と話していました。
文部科学省によりますと、一般入試を行う国公立大学に願書を提出した受験生は延べ47万786人で、去年より858人少なくなっています。
志願倍率は、国立大学が4.2倍、公立大学が6.4倍、全体では4.7倍で、いずれも去年と同じ倍率になっています。
大手予備校によりますと、ことしも去年に引き続き文系の人気が高まっていて、特に法学部や経済学部で志願倍率が高くなっているということです。
2次試験の前期日程の合格発表は、公立大学が来月1日から、国立大学が来月6日から行われます。
-- NHK NEWS WEB