サッカーのJリーグ1部、J1が25日に開幕します。連覇を狙う鹿島アントラーズは、ホームでFC東京と対戦します。
今シーズンのJ1は、昨シーズンまで行われた年間王者をトーナメント方式で決めるチャンピオンシップが廃止され、3年ぶりにリーグ戦だけで優勝を争います。
Jリーグは今シーズン、イギリスの動画配信大手、「パフォームグループ」と総額およそ2100億円の放映権の契約を結んだことで、賞金や配分金が大幅に増額され、J1の優勝チームは1年間で、これまでのおよそ6倍の17億円余りを手にすることになり、各チームのモチベーションも上がっていて、例年以上にし烈な優勝争いとなりそうです。
25日は9試合の開幕戦のうち8試合が行われます。
連覇を狙うアントラーズは、ホームにFC東京を迎えます。アントラーズは昨シーズン、ヴィッセル神戸で11得点を挙げたペドロ・ジュニオール選手など、実績のあるブラジル選手を次々と獲得し、選手層が厚みを増しました。
FC東京もJ1歴代最多得点を誇る大久保嘉人選手など、日本代表クラスの大型補強を進め、課題だった攻撃力のてこ入れを図りました。
開幕戦屈指の好カードです。
昨シーズン2位の浦和レッズは、アウェーで横浜F・マリノスと対戦します。昨シーズン、リーグ最多の勝ち点を獲得したレッズは、主力がほぼ残留し、今シーズンも実力はJ1トップクラスです。
一方、F・マリノスはチームの象徴だった中村俊輔選手が移籍するなど、選手が大きく入れ替わりました。新生、F・マリノスが11年ぶりの王者を目指す優勝候補のレッズを相手にどのような戦いを挑むのか注目です。
その中村俊輔選手が加入したジュビロ磐田は、アウェーで3年ぶりにJ1に復帰したセレッソ大阪と対戦します。中村選手が加わって攻撃陣に軸ができたジュビロに対し、セレッソもスペインから日本代表の清武弘嗣選手が4年半ぶりに復帰しましたが、清武選手は右足の張りでこの試合にはベンチ入りしないことが決まっています。
このほか、昨シーズン3位で、悲願の初タイトルを目指す川崎フロンターレは、アウェーで大宮アルディージャと対戦します。
J2から1年で帰ってきた清水エスパルスは、ホームで昨シーズンの第2ステージで2位と躍進したヴィッセル神戸と顔を合わせます。
5年ぶりにJ1に復帰した北海道コンサドーレ札幌は、ベガルタ仙台とアウェーで対戦します。
エースの佐藤寿人選手が移籍したサンフレッチェ広島は、ホームでアルビレックス新潟と、サガン鳥栖は柏レイソルと対戦します。
残りの1試合、ガンバ大阪対ヴァンフォーレ甲府は、26日に行われます。
NHKでは、アントラーズ対FC東京の試合を総合テレビで、エスパルス対ヴィッセルの試合をBS1で中継します。
-- NHK NEWS WEB