ラーメンチェーンの「幸楽苑」を運営する会社は、新型コロナウイルスの感染拡大で、売り上げが大幅に減少していることから、ことし夏のボーナスを支給しないことを決めました。
ラーメンチェーンを運営する「幸楽苑ホールディングス」は、社員やパートなどに対して、ことし夏のボーナスを支給せず、およそ1000人の全社員については、5月から7月までの3か月間、月額給与を20%減額することを決めました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、一部店舗の臨時休業や営業時間の短縮なども重なって、売り上げが大幅に減少したことが理由だとしています。
また業績悪化を受けて、7月までの3か月間、会長と社長の月額報酬を50%、取締役と監査役の月額報酬を20%から30%、それぞれ減額するということです。
会社はすでに、ことし3月期までの最終的な損益が4億円の赤字になるという見通しを示していますが、資金繰りについては「金融機関との間で協議が進んでいて、現時点で懸念はない」としています。
-- NHK NEWS WEB