1日のニューヨーク株式市場は、景気の先行きに対する懸念が改めて意識され、東京やヨーロッパ市場の流れを引き継ぐ形でダウ平均株価は大きく値下がりして取り引きが始まっています。
前日の取り引き終了後に発表されたアマゾンとアップルの決算で、好調とされてきたこれらのIT関連企業でも新型コロナウイルスの感染拡大の影響が確認されたことなどから、市場では景気の先行きに対する懸念が改めて意識され、売り注文が先行しています。
また、東京やヨーロッパ市場での株価の大幅な値下がりも相場の足を引っ張っています。
大規模な金融緩和もあって、先月のダウ平均株価は記録的な上昇となりましたが、「実体経済からはかけ離れている」といった声も聞かれていました。
市場関係者は「メジャーと呼ばれるエネルギー関連企業の業績も、原油価格の低迷で深刻な影響を受けている。この4月から6月の業績が予想できないという見方も出て、大幅な値下がりにつながっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB