1日のニューヨーク株式市場は、景気の先行きに対する懸念が改めて強まり、ダウ平均株価は600ドルを超える大幅な値下がりでした。
1日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて622ドル3セント安い2万3723ドル69セントでした。
先月21日以来の大幅値下がりで、再び2万4000ドルを割り込みました。
アマゾンやアップルなど好調と見られてきたIT関連企業も新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けているとして、市場では景気の先行きに対する懸念が改めて強まり、売り注文につながりました。
また原油価格の低迷から、四半期決算が最終赤字となったエクソンモービルなどエネルギー関連株も大きく値下がりしました。
このほか、アメリカと中国の貿易摩擦が再び強まるのではないかという見方も相場の足を引っ張りました。
市場関係者は「先月までの株価上昇が実体経済とかけ離れているといった声も出る中、大手企業の間でも見通しがはっきりしないとして4月から6月の業績予想を見送るところが出ており、5月のスタートは先行き懸念で始まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB