全国のハローワークや労働局は大型連休の間も助成金の申請や相談を受け付けていて、休業を余儀なくされている事業主などが訪れています。
このうち東京・新宿のハローワーク新宿では、いわゆる「3密」の状態になるのを避けるため、予約制にして同じ時間帯には2組までしか受け付けないようにして対応しています。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け厚生労働省は、雇用を維持するための助成制度、雇用調整助成金をことし2月半ばから段階的に拡充していて、これまでにおよそ3500件の申請を受け付け、このうち320件余りの支給を決定しています。
休業を余儀なくされる企業が増える中、このハローワークでは平日には1日に100人ほどが助成金の手続きに訪れ、窓口が開く前には行列ができることもあるということですが、2日朝は事前に予約をした人が待つことなく相談を進めていました。
ハローワーク新宿の増渕英夫雇用開発部長は「連日、多くの人が相談に訪れ、苦しい経営状況で不安を感じているのを実感しています。
連休中の予約にはまだ余裕があるのでハローワークに相談してもらい、雇用の維持に努めてほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB