新型コロナウイルスの影響で、休業や営業時間の短縮を余儀なくされている愛知県内の飲食業者が研究会を発足させ、「経営者どうしが力を合わせてピンチをチャンスに変えたい」と、新たな取り組みを共同で検討していくことになりました。
この研究会は新型コロナウイルスの影響で、売り上げの大幅な減少に直面している愛知県内の飲食業者が発足させ、2日、インターネットのテレビ会議システムを使って開いた会合には30人余りが参加しました。
政府が緊急事態宣言を1か月程度、延長する方針を示す中、参加者からは「店の家賃の負担が重い」など、苦しい経営の実情を訴える声が出ました。
こうした中、駐車場などを使ってドライブスルー方式で販売イベントができないかや、各店の人気メニューを集めてネット販売に乗り出してはどうかといった提案が出され、検討していくことになりました。
県内で飲食店などを9店舗展開する企業の社長で、研究会の会長を務める坂野豊和さんは「宣言の延長はやむをえないと思うが、苦しい今だからこそ、経営者どうしが力を合わせてピンチをチャンスに変えたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB