乗務員が新型コロナウイルスに相次いで感染した長崎港に停泊する大型クルーズ船について、長崎県は検査で陰性だったインドネシア国籍の乗組員が、早ければ3日にも第1陣として帰国できるよう調整していることを明らかにしました。
長崎港にある三菱重工業長崎造船所の香焼工場に停泊している大型クルーズ船「コスタ・アトランチカ」では、検査した乗組員623人のうち、148人が新型コロナウイルスに感染しました。
長崎県は2日の記者会見で、検査で陰性だったインドネシア国籍の乗組員について、早ければ3日にも第1陣として帰国できるよう調整していることを明らかにしました。
対象者は61人ですが、このうち15人は船の運航や維持に必要な乗組員とされ、船会社が最終的に帰国させる人数を検討しています。
下船する乗組員は健康状態や体温を確認して貸し切りバスで空港に移動したうえ、民間のチャーター機で帰国するよう調整しているということです。
一方、クルーズ船では外国籍の40代の男性が息苦しさを訴え、市内の感染症指定医療機関に入院しました。
-- NHK NEWS WEB