今月18日に発表されることし1月から3月のGDP=国内総生産は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で年率に換算して3%台から6%台のマイナスになると民間の調査会社が予測しています。4月から6月のGDPはさらに落ち込み、20%を超える厳しいマイナスになるという予測も出ています。
民間の調査会社など10社はことし1月から3月の日本のGDPの伸び率は、物価の変動を除いた実質で、前の3か月と比べてマイナス0.9%からマイナス1.7%になると予測しています。
年率に換算するとマイナス3.5%からマイナス6.5%の落ち込みになります。消費税率引き上げなどの影響でマイナス7.1%となった去年10月から12月のGDPに続いて、2期連続のマイナスです。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出の自粛の影響で、旅行や外食など個人消費が減少したほか、世界的に経済活動が停滞し、「輸出」が大きく落ち込んだためです。
ただ各社とも感染拡大の影響が一段と深刻になるのは4月以降だと指摘し、4月から6月のGDPは、20%を超える大幅なマイナスになるという予測も出ています。
これはリーマンショック直後を超える厳しいマイナスで日本経済は、さらに深刻な落ち込みに直面するおそれがあります。
-- NHK NEWS WEB