25日昼前、北海道倶知安町のニセコアンヌプリ岳で、スキー場のコースの外でスノーボードをしていた外国人の男性2人が雪崩に巻き込まれ、1人が死亡、1人が大けがをしました。
25日午前11時すぎ、北海道倶知安町のニセコアンヌプリ岳で、「スノーボードをしていた外国人の男性が雪崩に巻き込まれた」と警察に通報がありました。
現場では外国人の男性2人が雪に埋まり、一緒にいた仲間などに救出されましたが、倶知安町の会社役員でニュージーランド国籍のカール・サミュエル・アームストロングさん(35)が搬送先の病院で死亡が確認されました。また、30代のもう1人の男性も胸を圧迫されるなどして大けがをしました。
警察によりますと、雪崩の範囲は、幅およそ200メートル、高さおよそ350メートルに及んだということです。
2人は仲間の外国人の男性3人と、立ち入りが禁止されたバックカントリーと呼ばれる区域で滑っていたということで、警察が詳しい状況を調べています。
ニセコ付近ではここ数日、断続的に雪が降っていて、気象台は23日からなだれ注意報を出して注意を呼びかけていました。
-- NHK NEWS WEB