新型コロナウイルスの影響で外出の自粛が呼びかけられる中、先月、自宅にいた都内のお年寄りから現金1300万円をだまし取ったとして、23歳の会社員が逮捕されました。警視庁は自宅で過ごす高齢者を狙った詐欺事件とみて調べています。
逮捕されたのは、山梨県笛吹市の会社員、村松朋樹容疑者(23)です。
警視庁によりますと、先月3日、東京・府中市の90代の女性の自宅を警察官を装って訪れ、「お持ちの現金の中に偽札が紛れ込んでいるかもしれないので確認する」とうそを言って、現金1300万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
警視庁によりますと、女性には訪問してくる警察官のうその職員番号が事前に電話で伝えられていて、訪問した村松容疑者が持っていた職員証の番号と一致したため、信じてしまったということです。
調べに対し、容疑を認めているということです。
警視庁は、新型コロナウイルスの影響で外出を控えて自宅で過ごす高齢者を狙った詐欺事件とみて調べています。
-- NHK NEWS WEB