中国南部の広東省にある大型のつり橋が大きく波打つ現象が発生し、交通当局は、補修工事のために設置していた防護壁に風があたったのが原因とみて詳しく調べています。
国営の中国中央テレビなどによりますと5日、広東省の中心都市・広州と対岸の東莞(とうかん)のそれぞれの工業地帯を結ぶ巨大なつり橋、虎門大橋の橋桁が大きく上下に波打つ現象が発生しました。
このつり橋は23年前に開通し、片側3車線の高速道路が通っていて交通量が多く、交通当局は、揺れが発生したあと、現地を通行止めにしました。
国営の管理会社などによりますと、専門家が調査したところ補修工事のため道路の両脇に臨時に設置された高さ1.2メートルの防護壁に風が当たり、風の流れが変わったことが原因と見られるということです。
壁はその日のうちに撤去されましたが、一部メディアは6日も5日ほどではないものの揺れが起きていたと伝えています。
交通当局などは通行止めを続けて全面的な検査を行い原因を詳しく調べるとともに、早期の復旧を目指すことにしています。
-- NHK NEWS WEB