6日のニューヨーク株式市場は、アメリカの雇用情勢悪化への懸念からダウ平均株価は、3日ぶりに値下がりしました。
6日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて218ドル45セント安い、2万3664ドル64セントで、3日ぶりに値下がりしました。
新型コロナウイルスの感染拡大で大量の失業者が出ているアメリカでは、今週8日に雇用統計の発表を控えていますが、これに先立って発表された民間の予測を受けて、雇用情勢悪化への懸念から売り注文が先行しました。
一方で、経済活動の再開など先行きへの期待からIT関連銘柄の多いナスダック市場の株価指数は、値上がりして取り引きを終えています。
また、外国為替市場では円高が進んでいます。
ユーロを売る動きから、1ユーロが114円台前半と、およそ3年半ぶりの円高ユーロ安になったのに加え、リスクを避けようという円買いもあって、円はドルに対しても値上がりし、一時、1ドル=105円台をつけました。
ダウ平均株価は先週末に大きく値下がりしたあとは、小幅な値動きとなっていて、円相場も合わせて、連休明けの東京市場の動きが注目されます。
-- NHK NEWS WEB