新型コロナウイルスの感染拡大で、臨時休業を続けてきた大手デパートの中には、7日から食品売り場のみの営業を始めるところも出ています。
食品売り場の営業を再開したのは、大丸松坂屋百貨店で、グループを含む東京や大阪などの8つの店舗です。
このうち東京 台東区の店舗では、午前11時の開店を前に多くの買い物客が訪れ、フェイスシールドをつけた従業員が、間隔をあけて並ぶよう誘導するなどしていました。
このデパートでは、先月8日以降、8つの店舗を全館休業としていましたが、利用者からの要望もあって平日のみ食品売り場の営業を再開することにしました。
買い物に来た50代の女性は「厳重な感染対策がされていたので安心して買い物できました。品ぞろえがよいので助かります」と話していました。
店舗の休業などの影響で、大手デパートの先月の売り上げは、去年の同じ時期と比べて7割から8割の減少と過去最大の落ち込みとなっています。
こうした中、「そごう・西武」も自治体の方針を踏まえて、特定警戒都道府県以外にある5つの店舗の営業再開を検討するなど、営業の再開を模索する動きが出始めています。
-- NHK NEWS WEB