JR西日本は新型コロナウイルスの影響で鉄道利用者が大幅に減少しているため、社員を一時的に休業させる「一時帰休」を行うことになりました。一時帰休を行うのはJRの民営化による会社の発足以降、初めてだということです。
JR西日本によりますと、「一時帰休」の対象になるのは、駅員や乗務員、それに本社や支社で勤務する社員で、およそ1万6900人のうち1日当たり1400人を日替わりで休業させるということです。
これによって1日に勤務する社員の数を、駅や本社と支社で10%から12%減らすほか、乗務員も3%から4%減らすということです。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で利用者が新幹線・在来線ともに大幅に減少し、業務量が減っていることに対応する措置だということです。
期間は5月16日から当分の間で、休業させた分の社員の賃金については雇用調整助成金を活用するなどして100%支払う方針だということです。
JR西日本によりますと、業務量の減少で一時帰休を行うのは、33年前のJR民営化による会社の発足以来、初めてだということです。
-- NHK NEWS WEB