神奈川県内では、10日、新型コロナウイルスの感染が確認されていた男性2人の死亡が明らかになったほか、横浜市内の病院の看護師など13人が新たに感染したことが発表されました。
神奈川県と横浜市によりますと、死亡したのは、すでに新型コロナウイルスの感染が確認されていた、平塚市の60代の男性と、横浜市の80代の男性です。
このうち横浜市の男性は、9日までに職員と患者合わせて55人の感染が確認されている、横浜市旭区の「聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院」に入院していた際に感染したとみられています。
別の病院に移って治療を続けていましたが、8日に死亡が確認されたということです。
また、横浜市は、合わせて11人の感染が確認されたと発表しました。
このうち「聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院」では、看護師3人の新たな感染が確認されたほか、これまでに看護師など3人の感染が確認されている緑区の「牧野記念病院」でも、入院患者など3人の感染が新たに確認されたということです。
横浜市は「牧野記念病院」について、クラスターが発生している疑いがあるとして、感染経路などを慎重に調べています。
このほか、川崎市は30代の会社員の男性の感染を、また、横須賀市は、伊勢佐木警察署に勤務する30代の警察官の感染を、それぞれ発表しました。
伊勢佐木警察署では、9日も警察官の感染が発表されていて、感染した2人は同じ課に勤務しているということです。
10日に県内で明らかになった新たな感染者は13人で、NHKのまとめでは、神奈川県内で発表された感染者は1169人となり、このうち53人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB