自動車メーカーの「SUBARU」は、新型コロナウイルスの影響で操業を停止していた群馬県の工場の操業を11日再開しましたが、部品の調達などへの影響が続いているため、当面、生産を通常の半分程度に抑えることにしています。
SUBARUは、群馬県の太田市と大泉町にある工場の操業を先月9日から停止していました。
2つの工場では当初の予定どおり、およそ1か月ぶりに11日から操業を再開しましたが、部品の調達や自動車販売への影響が続いているため、今月29日まで生産を通常の半分程度に抑えるということです。
SUBARUの動きにあわせて、地元の部品メーカーも11日から工場の操業を再開し、このうち、およそ900人の従業員に1か月余りにわたって休んでもらっていた「東亜工業」でも、当面、生産を半分程度に抑えるということです。
東亜工業の会長で太田商工会議所の会頭も務める加藤正己さんは「SUBARUの操業再開は、地域にとっても会社にとっても、非常にうれしい。あとは1日も早く新型コロナウイルスが終息し、フル生産に戻れることを願っている」と話していました。
-- NHK NEWS WEB