新型コロナウイルスをめぐる誤った情報の拡散を防ごうと、ツイッター社は誤解を招きかねない投稿について、事実を確認するよう呼びかける警告のメッセージを表示する新たな取り組みを始めました。
新型コロナウイルスをめぐってはSNS上で科学的に効果が証明されていない感染防止策が広まるなど、誤った情報の拡散をどう防ぐかが課題となっています。
こうした事態を受けて、ソーシャルメディア大手のツイッター社は11日、新型コロナウイルスに関連して、誤解を招いたり、専門家の間で議論が分かれたりしている情報の投稿について、「事実を確認すべき」とか「公衆衛生の専門家の指導と一致していない」というメッセージを表示するとしています。
ツイッター社はこれまでにも「漂白剤を飲めば症状が改善する」など危害を及ぼしなかねない投稿は削除してきましたが、今回は危険性が低くても、利用者の誤解を招きかねない投稿であれば内容に応じて削除するか、警告のメッセージを表示するとしています。
AP通信によりますと、対象は、およそ40の言語による投稿で、過去の投稿にも適用されるということです。
SNSでは、交流サイトのフェイスブックも保健当局の情報を優先的に表示するなど誤った情報の拡散を防ぐ対策に取り組んでいますが、そうした投稿が多すぎるため、削除などの対策が追いついていないとの指摘も出ています。
-- NHK NEWS WEB