新型コロナウイルスの感染拡大で、この夏は自宅で過ごす時間が長くなると予想されることから、空調機器メーカーなどは熱中症対策として、夏が本番を迎える前にエアコンの試運転を行うよう呼びかけています。
ことしのエアコンの販売は、外出自粛の影響で例年よりも出足が鈍く、今後、暑くなってから販売が増加すると、エアコンの修理や設置を依頼しても業者が対応できず、室内で熱中症になるリスクが高まるおそれがあると指摘されています。
このため、空調機器メーカーや家電量販店は自宅のエアコンの試運転を早めに行って、不具合がないか確認するよう呼びかけています。
ダイキン工業のホームページでは冷房を最低温度に設定して10分程度運転させ、冷風がきちんと出ているかや異常を示すランプが点滅していないかなどを確かめるよう求めています。
ダイキン工業空調営業本部の藤田朋仁さんは「自粛期間が終わったとしても、この夏は自宅にいる時間が長くなると思う。需要が集中しているとすぐに対応ができないので、5月か6月上旬までには一度、エアコンのスイッチを入れてほしい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB