デパート大手の「高島屋」は、特定警戒都道府県にある東京や千葉の3つの店舗でも、14日から一部の売り場の営業を再開します。従業員や取引先の雇用を維持するためにも、店内での感染防止対策を徹底したうえで、営業を再開することにしました。
14日から営業を再開するのは、原則として食品売り場のみ営業している、東京世田谷区の玉川高島屋ショッピングセンター、東京立川市の立川高島屋ショッピングセンター、千葉県柏市の柏高島屋ステーションモールの3つの店舗です。
いずれも衣料品や家具、雑貨といった生活必需品を扱う売り場の営業を再開しますが、混雑の状況によって入店を制限するほか、必要に応じて従業員がフェイスシールドを装着して接客を行うなど、感染防止の対策を徹底するということです。
会社では、緊急事態宣言が出て以降、多いときで全国19の店舗で食品売り場以外を臨時休業していましたが、従業員や取引先の雇用を維持するためにも今回の営業再開を決めたということです。
このほかにも1か月余りにわたって店舗の休業を続けてきたデパートや外食チェーンの間では、感染防止対策を徹底したうえで特定警戒都道府県にある店舗でも営業再開を目指す動きが出ています。
-- NHK NEWS WEB