アメリカの電気自動車メーカー「テスラ」は、新型コロナウイルスの影響で休止していた工場について、地元自治体の許可がないまま、再開することを決めました。これについてトランプ大統領は、テスラの判断に賛同する発言をして、地元自治体に再開を認めるよう促しました。
カリフォルニア州は今月、経済活動に対する制限の一部を緩和しましたが、州内にあるアラメダ郡はより厳しい制限を続けていて、工場の再開は認めていません。
こうした中、電気自動車メーカーのテスラは、3月下旬から休止していたアラメダ郡の工場について、郡の許可がないまま今週、再開することを決めました。
これについてトランプ大統領は12日、ツイッターに「テスラの工場を再開させるべきだ。安全にすばやく再開させることができる」と投稿し、地元自治体に対して早期に再開を認めるよう促しました。
この問題をめぐっては、テスラのイーロン・マスクCEOが、工場を再開できない場合は別の地域に会社を移すと発言するなど、経済活動の再開をめぐって企業と自治体が対立する事態に発展しています。
アメリカでは、経済活動の再開について自治体の対応が分かれていますが、トランプ大統領は失業率が過去最悪を記録する中で早期の再開に積極的な姿勢を示しています。
-- NHK NEWS WEB