オレオレ詐欺で、バイク便の業務を悪用して現金を受け取る手口による被害が急増するなか、この手口で高齢の女性から現金をだまし取ったとして、都内のバイク便会社の経営者が逮捕されました。同様の手口で1億円余りをだまし取っていたと見られ、警視庁は、現金を回収するために会社を設立した疑いがあると見て調べています。経営者は、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、東京・渋谷区のバイク便会社「PassCode」の経営者、谷川史一容疑者(32)で、警視庁の調べによりますと、今月上旬に「小切手が入ったかばんをなくした。きょう中に現金が必要なので、バイク便に渡してほしい」という孫を装った電話を受けた東京の77歳の女性の自宅近くにバイク便の運転手として訪れ、女性から現金150万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
これまでの調べで、この会社はことし4月に設立され、同様の手口で1億円余りをだまし取っていたと見られるということです。警視庁は、だまし取った現金を回収するために会社を設立した疑いがあると見て調べています。
警視庁によりますと、オレオレ詐欺などで、バイク便で現金を回収する手口による被害は都内で相次いでいて、ことしは先月まででおよそ5億7000万円と、去年の同じ時期の3倍以上に増えているということで、警視庁が注意を呼びかけています。
警視庁によりますと、調べに対し谷川容疑者は容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB