新型コロナウイルスの影響で外出の自粛が求められている中、都内の70代の女性の自宅に息子を装ってうその電話をかけ、現金500万円をだまし取ったとして42歳の女の容疑者が逮捕されました。別の80代の女性からも8000万円余りをだまし取っていたということで、警視庁は自宅で過ごす人を狙った詐欺の電話に注意を呼びかけています。
逮捕されたのは埼玉県川口市の無職、三谷麻純容疑者(42)です。
警視庁によりますと、先月17日から20日にかけて東京 練馬区の70代の女性の自宅に息子を装って「会社の小切手が入ったかばんをなくした。現金が必要だ」と電話をかけ、代理人として自宅を訪れ現金500万円余りをだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。
その後、別の80代の女性からも親族を装って現金8000万円余りをだまし取ったあと、キャリーケースを引きながら歩いているところを警察官に見つかり逮捕されていました。
調べに対し「物を運ぶだけの仕事だと知人から紹介された。紙袋に入ったものを受け取っただけで、まずいものだろうとは思ったが現金とは知らなかった」と供述しているということです。
警視庁は、新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごす人を狙った詐欺の電話に注意を呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB