新型コロナウイルスの影響でアルバイトの収入が減り経済的に厳しくなった学生の支援が課題となる中、大手金融グループの三菱UFJフィナンシャル・グループはアンケート調査に協力してもらう形でおよそ5000人のアルバイトを募集し、学生の生活費を支援することになりました。
大学生や専門学校生などの間では新型コロナウイルスの影響でアルバイト先が休業し、収入が減ったことで経済的に厳しくなる人が増えています。
こうした中、三菱UFJフィナンシャル・グループは6月から学生のアルバイトを募集し、支援に乗り出すことになりました。
アルバイトは、将来の資産形成の考え方やスマホアプリの利用状況について学生にアンケートに答えてもらうもので数万円程度の報酬を支払う計画です。集まった回答は新しい金融サービスの開発などに生かすことを検討しています。
会社では「バイト代」として総額で2億円を用意していて、ひとまず6月から5000人規模で学生を募集することにしています。
収入が減った学生らの支援をめぐっては大学が独自に給付金を支給したり自治体が事務作業の補助として学生を雇用したりする動きもあり、こうした支援が広がるか注目されます。
-- NHK NEWS WEB