新型コロナウイルスの感染拡大の影響で倒産した企業が15日までに、150社を超えたことが民間の信用調査会社の調べで分かりました。
帝国データバンクによりますと、感染拡大の影響で売り上げが減少するなどして経営が行き詰まり、破産などの法的手続きをとって倒産した企業は、15日午後5時の時点で全国で91社となりました。
また、すでに事業を停止して弁護士に対応を一任するなど、法的整理の準備に入った企業も61社となり、感染拡大の影響で倒産した企業は合わせて152社に上っています。
業種別では、ホテルや旅館が最も多く34社、次いで飲食店が19社、アパレルや雑貨などの小売店が13社、食品製造業が8社でした。
調査会社は「緊急事態宣言は39県で解除されたが、県をまたいだ移動は引き続き控えるよう求められていて厳しい状況が続きそうだ。これまでに中小企業の資金繰りは厳しくなっていて、迅速に支援しなければ倒産件数が増える可能性がある」としています。
-- NHK NEWS WEB