神奈川県と川崎市などは18日、集団感染が起きている小田原市立病院の入院患者など、新型コロナウイルスに感染した合わせて4人が死亡したほか、8人の感染が新たに確認されたと発表しました。
神奈川県によりますと、集団感染が起きている小田原市立病院に入院していた80代女性と小田原市内のグループホームを利用していた90代の女性が、17日に新型コロナウイルスによる肺炎で死亡したということです。
小田原市立病院では2つの病棟で集団感染が起き、これまでの感染者は31人に上っていて、死亡したのは18日に発表された女性で5人目です。
また、20代から70代の男女6人の感染が新たに確認され、このうち4人は感染経路がわかっていないということです。
一方、川崎市によりますと、いずれも先月に感染が確認された60代の会社員の男性と、90代の女性の2人が死亡したということです。
90代の女性は、集団感染が起きている川崎協同病院の入院患者で、別の医療機関に転院して治療を続けていました。
川崎協同病院に関わる感染者はこれまでに21人出ていて、亡くなったのは、この女性で6人目です。
このほか集団感染が起きている川崎市中原区にあるグループホームの入所者の80代の男性の感染が新たに確認されました。
この施設に関わる感染者は、入所者とスタッフを含めて7人になりました。
さらに横浜市も、市内に住む20代の看護師の女性が感染したことが新たに確認されたと発表しました。
女性は軽症だということです。
NHKのまとめでは神奈川県内で発表された感染者は、これで1274人となり、このうち68人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB