新型コロナウイルスによるあおりを受け、経営破たんに追い込まれた大阪のタクシー会社。感染拡大がどれほど経営に打撃を及ぼしたのか。長年経営に携わった道野隆前社長がNHKの単独インタビューに応じました。
大阪 平野区のタクシー会社「ふれ愛交通」。
およそ100台のタクシーを保有し、去年の年間の売り上げはおよそ5億5000万円に上りました。
地域密着をかかげ、特に力を入れてきたのが病院や介護施設の送迎です。車両全体をピンク色でコーティングした女性乗務員専用の「ピンクタクシー」を走らせ、妊娠中の利用客などからも評判でした。
しかし今月13日、裁判所に破産を申し立て、ドライバーや事務を取り扱う社員81人を解雇しました。
道野前社長は18日、管財人の弁護士のもとを訪れ、今後会社の資産を売却するのに必要な情報を説明していました。
-- NHK NEWS WEB