UAE=アラブ首長国連邦のドバイで、世界最大規模の食品の見本市が始まり、日本は初めて和牛専門のパビリオンを設けるなど、成長が続く中東やアフリカのバイヤーたちに売り込みを図りました。
毎年恒例の食品見本市は、26日から5日間の日程でドバイで始まり、およそ120か国から5000を超える企業が参加しました。
日本は、抹茶やしょうゆ、コメなど定番の食品に加え、徳島県からゆずの果汁やゼリー、青森県から黒にんにくなど、中東ではあまりなじみがないものも出品し、健康志向の食品を求めるバイヤーたちに注目されていました。
JETRO=日本貿易振興機構、ドバイ事務所の安藤雅巳所長は「お茶やしょうゆの知名度も利用して、あまり知られていない食品もどんどん売り込んでいきたい」と話していました。
また、今回、日本は初めて和牛専門のパビリオンを設け、参加した9社は調理法を紹介したり試食をしてもらったりする催しを行って、ライバルのオーストラリアに負けじと最高級の和牛を売り込んでいました。
UAEの国内外でレストランチェーンを展開するオーナーは「多くの客が和牛のような肉が食べたいとリクエストしてくる。ぜひ自分の店の分も確保したい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB