神奈川県と川崎市それに横須賀市は20日、新型コロナウイルスに感染していた女性1人が死亡したほか、県の重点医療機関の看護師など合わせて男女10人の感染が、新たに確認されたと発表しました。
神奈川県によりますと、新型コロナウイルスに感染していた小田原市に住む女性が、19日死亡したということです。
県は女性の年齢などについては明らかにしないとしています。
また、集団感染が起きている小田原市立病院の看護師の40代の女性と、松田町にある県の重点医療機関「県立足柄上病院」の看護師の40代の女性、それに開成町にある「高台病院」の介護職員の男女など6人の感染が、新たに確認されたということです。
県立足柄上病院で感染者が確認されるのはこれが初めてで、小田原市立病院に関係する感染者は33人目となりました。
また、高台病院でもこれまでに看護師と入院患者が感染していて、関係する感染者は5人目となりました。
一方、川崎市によりますと、いずれも市内に住む30代の会社員の女性と50代の男性の感染が、新たに確認されたということです。
2人とも症状は軽いということです。
30代の女性はすでに感染が分かっている別の30代の女性の濃厚接触者ですが、50代の男性の感染経路は分かっていないということです。
さらに、横須賀市もいずれも市内に住む10歳未満の男の子1人と、30代の会社員の男性が感染したと発表しました。
男の子はすでに感染が確認されている家族の濃厚接触者ですが、男性の感染経路はわかっていないということです。
20日は茅ヶ崎市も1人の感染確認を発表していて、NHKのまとめでは神奈川県内で発表された感染者はこれで1293人となり、このうち69人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB