来年春に卒業予定の大学生の就職内定率は今月15日時点で49%で、去年の同じ時期より低い状態が続いています。新型コロナウイルスの感染拡大で企業が対面での面接ができず、選考が進んでいないことがうかがえます。
この調査は、就職情報大手のリクルートキャリアが、就職活動の実態を調べるため来年春に卒業予定の大学生を対象に、今月15日から18日までインターネットで行い、1000人余りから回答を得ました。
それによりますと、今月15日時点の内定率は49.2%で、去年5月1日時点と比べると、2.2ポイント低くなっています。
文系と理系を分けてみると、文系が41.4%だったのに対し、理系は67.1%で、ITに強い人材を求める傾向が強まっていることから、理系の内定率が高くなっています。
新型コロナウイルスの感染拡大で企業説明会の中止や採用活動を中断する動きも出ていて、調査した会社では緊急事態宣言が出される中、対面での面接ができないなど選考が進んでいないことがうかがえるとしています。
-- NHK NEWS WEB