ファミリーレストラン最大手のすかいらーくホールディングスはことし3月までの3か月間の決算を発表し、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響で利用客が大幅に減ったことなどから営業利益が99%減少しました。
すかいらーくホールディングスが発表したことし3月までの3か月間の決算によりますと、売り上げは去年の同じ時期より7.6%減って867億円余り、営業利益は99.3%減少して4000万円にとどまりました。
これは新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛や営業時間の短縮で利用客が大きく減ったことに加え、人手不足を背景に人件費が上昇したことが主な要因です。
また、ことし12月までの1年間の業績の見通しについては感染拡大の影響が見通せないとして「未定」としましたが、会社が行った売り上げのシミュレーションでは、1年間の売り上げは前の年に比べて26%から30%の落ち込みになるということです。
このためすかいらーくは、新規の出店を当面見合わせるほか、このところ売り上げが伸びているテイクアウトをさらに強化するとしています。
-- NHK NEWS WEB