アメリカで、娘2人を有名大学に入学させるため、不正入学をあっせんする業者に金を支払ったとして詐欺の共謀罪に問われている母親の俳優に対して、マサチューセッツ州の連邦裁判所は、22日、有罪の判決を言い渡しました。
有罪判決を受けたのは、アメリカの人気テレビドラマ「フルハウス」に出演していたロリ・ロックリン被告と、夫でデザイナーのモッシモ・ジャヌリ被告です。
ロックリン被告らは、不正入学をあっせんする業者に50万ドル、日本円で5000万円余りを支払い、2人の娘を、映画の学部でも評価の高い南カリフォルニア大学に入学させたとして、詐欺の共謀罪に問われていました。
裁判でロックリン被告らは当初、無罪を主張していましたが、検察当局との司法取引に応じて有罪を認めたことから、22日、マサチューセッツ州の連邦裁判所は、詐欺の共謀罪について有罪の判決を言い渡しました。
量刑は、ことし8月に言い渡される見通しです。
去年発覚したアメリカの有名大学をめぐる不正入学事件では、有名俳優や企業経営者など、数十人が詐欺の共謀罪などで起訴されています。
-- NHK NEWS WEB