大阪市は、休校している市立の小中学校の授業を再開するのにあたり、新型コロナウイルスの感染防止につなげるため、児童生徒と教員、合わせて17万人あまりに、飛まつを防ぐフェースシールドを配り、授業中に着用してもらうことを決めました。
大阪市は、緊急事態宣言の解除を受けて新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、休校が続く市立の小中学校について、来月1日から少人数での授業を始め、15日から通常の授業を再開することを決めました。
そのうえで、飛まつ感染を防ぐため、すべての児童生徒と教員、およそ17万5000人に透明な素材で顔を覆うフェースシールドを配り、授業中に着用してもらうことを確認しました。
15日からの通常授業に間に合うよう、メーカーと調整するということです。
これについて松井市長は、会議後の記者会見で、「子どもは向き合っておしゃべりしてはいけないと言っても、してしまうこともあるだろう。通常授業になれば距離が近づくこともあり、フェースシールドの活用で感染を防止したい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB