大手デパートでは、緊急事態宣言が続く首都圏の店舗でも23日から、食品に加えて衣料品や雑貨などの売り場の営業を再開する動きが出ています。
このうち東京 池袋にある、そごう・西武の店舗では、午前10時に開店すると、利用客はフェイスシールドを付けた従業員から検温を受けたあと、手や指を消毒して売り場に向かっていました。
このデパートでは感染拡大を防ぐため、売り場のレジに人と人との距離を保つ「ソーシャルディスタンス」に協力を求めるボードや、透明なシートを設置するなどの対策を取っています。
女性客は「オープンを楽しみにしていました。当たり前の日常が戻ってきてうれしい」と話していました。
西武池袋本店の久保田俊樹本店長は「近隣の方から生活必需品に対する要望が日増しに高まっているなかで、感染拡大防止の対策を取って再開することにした」と話していました。
大手デパート各社では、緊急事態宣言が続く首都圏などの店舗の営業を再開する動きがある一方、休業を続けているところもあり、対応が分かれています。
-- NHK NEWS WEB