東京・調布市のアパートで、1人暮らしの89歳の男性が遺体で見つかった事件で、警視庁は、男性の23歳の孫が殺害したうえ、現金を奪ったとして、強盗殺人の疑いで逮捕しました。孫は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、東京・調布市の会社員、山本裕也容疑者(23)です。
今月16日、調布市国領町にある都営アパートの1階の部屋で、1人暮らしをしていた山本一夫さん(89)がハサミで刺されるなどして、殺害されているのが見つかり、警視庁は現金2万円余りが入った財布が無くなっていたことから、強盗殺人事件として捜査を進めていました。
その結果、周辺の防犯カメラの映像から、孫の裕也容疑者が前日の15日の夜に一夫さんの部屋を訪れていたと見られることがわかったほか、自宅から事件当時、着ていたと見られる血の付いたジャンパーが見つかったため、裕也容疑者が事件に関わったとして、強盗殺人の疑いで逮捕したということです。
警視庁は、詳しいいきさつを調べることにしています。警視庁によりますと、調べに対し、裕也容疑者は「知らないです。別にどうでもよいです」などと供述し、容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB