先月から休業を続けてきた東京 新橋の焼き鳥店は、緊急事態宣言の解除に合わせて26日から営業を再開することを決め、準備を進めています。
東京 新橋にある焼き鳥店「志ん橋一鶏」は、週末はほとんど空席が出ない人気の店で、会社帰りの人など大半の客が事前の予約をして店を訪れます。
しかし、感染拡大の影響で3月に予約の数が減ったことから、先月1日から休業していて、約2か月間、店の収入は全く得られていません。
ただ、今月22日に感染者の減少傾向が続けば、緊急事態宣言を解除するという政府の方針が示され、翌日には予約の電話が相次いだことから、26日夜から営業時間を短縮し、座席数を減らして店を再開することを決めました。
25日は、店主の高橋一郎さんが、妻とともに店を訪れて、休業を知らせる貼り紙をはがしたり、店内の掃除をしたりして、26日の再開に備えていました。
高橋さんは「再び感染者が増えたら、また休業になるおそれがあり、手放しで喜ぶというより、不安が7割か8割を占めている心境です。仕込みは当面の間、いつもの半分以下でやって、想定を超えそうなら、受け入れをストップしようと思います」と話していました。
-- NHK NEWS WEB