大手ホテルチェーンでは、緊急事態宣言の解除を受けて営業を休止している宿泊施設を順次、再開させることにしています。
このうち、全国に44のホテルを展開するプリンスホテルは、ビジネス利用が多い東京や名古屋の5つの宿泊施設を除いて現在、大部分を休館としています。
宣言が解除されるのを受けて、6月1日から横浜や京都、長野県の軽井沢など、9つの施設で営業を再開し、ほかの施設についても7月中旬にかけて順次、再開することにしています。
また、マリオットホテルなどを運営する不動産大手の森トラストは休館している17のホテルのうち、沖縄などの4つ施設を除いて、今月30日以降、順次、営業を再開させます。
営業を再開するのは箱根や伊豆、軽井沢、栃木県の那須、それに和歌山県の南紀白浜などの施設です。
ホテル各社は営業の再開に向けて、客室やフロントなどの消毒を徹底するとしているほか、レストランなどではビュッフェ形式を取りやめて、一度に利用できる人数を制限するなど感染防止対策を強化するとしています。
-- NHK NEWS WEB