日本有数のオフィス街、東京 丸の内では緊急事態宣言が解除された26日朝も、以前のように大勢の人たちが一斉に会社に向かう通勤風景は見られませんでした。
大手企業の本社などが並ぶ日本有数のオフィス街、東京 丸の内は、緊急事態宣言が出されたあと、多くの会社が在宅勤務などを取り入れたため、出勤する人の数が大幅に減っていました。
宣言が解除された26日朝は、これまでよりも出勤する人の数がいくぶん増えたように見え、マスクをつけた人の姿が目立ちました。
ただ、宣言が解除されても当面、在宅勤務を続けるという会社も多く、近くの東京駅の周辺は以前のように大勢の人たちが一斉に会社に向かう通勤風景は見られませんでした。
また、オフィスや飲食店などが入ったビルでも、まだ営業を再開しないという店も多く、人通りは少ないままです。
機械メーカーに勤める58歳の男性は「きょうは印鑑を押すための出勤です。今月いっぱいは原則テレワークが続いて、来月以降どうするかはまだ決まっていません。テレワークに慣れてしまったので、都心に通勤するのは大変だと感じます」と話していました。
また、公務員の42歳の男性は「宣言が解除されても人は前より減った印象で、1か月ぶりの東京は空気がきれいに感じます。心機一転、仕事を頑張ろうと思います」と話していました。
-- NHK NEWS WEB