大手旅行会社のエイチ・アイ・エスは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で業績が悪化していることからことしの夏のボーナスを社員に支給しないことを決めました。
エイチ・アイ・エスは、感染拡大を受けた移動の自粛などの影響で、海外旅行を中心に予約のキャンセルが相次ぎ、ことし10月期の最終的な損益が11億円の赤字に転落する見通しになっています。
このため会社は、およそ6000人の社員に対し、例年7月に業績に基づいて支給している夏のボーナスについて、ことしは支給しないことを決めました。また、6月の月額給与も役職に応じて減額するということです。
エイチ・アイ・エスは4月に緊急事態宣言が出されたあと、全国に260余りある営業所すべてで臨時休業していましたが、宣言の解除を受けて、来月1日から東京 渋谷や横浜などの比較的規模の大きな店舗から営業を再開することにしています。
-- NHK NEWS WEB