東京都の休業要請を受け休業している東京タワーについて運営会社は展望台までエレベーターではなく原則として階段で上り下りしてもらうなどの感染防止策をまとめ、28日から営業を再開する方針を決めました。
東京 港区の東京タワーは、都の休業要請を受けて4月8日から休業していますが、要請の段階的な緩和を示したロードマップではどの分類に入るか示されていませんでした。
運営会社は営業再開の時期を模索してきましたが、感染防止策がまとまったことなどを受け、28日から1か月半ぶりに再開する方針を決めました。会社によりますと、来場者は高さ150メートルの大展望台「メインデッキ」まで、原則としておよそ600段の「オープンエア外階段」という階段で上り下りします。
お年寄りや障害のある人などはエレベーターを利用できますが、一度に乗れる人数は案内のスタッフを含めて5人までとし、展望台などでもお互いの距離を保つため、立ち位置を示す印を2メートル間隔で設けることにしています。
また、営業時間は当面、午前9時から午後9時までとし、終業の時間を2時間早めるということです。
運営会社は「東京を象徴するような施設として多くの来場者に安心して楽しんでもらいたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB