ファッション通販サイト「ZOZO」の創業者で実業家の前澤友作氏が役員を務める資産管理会社が、プライベートジェットの私的利用をめぐって東京国税局からおよそ5億円の申告漏れを指摘されたことが関係者への取材で分かりました。
関係者によりますと、実業家の前澤友作氏は、みずからが役員を務める資産管理会社「グーニーズ」が所有するプライベートジェットを、私的な海外旅行などで頻繁に利用していたということです。
前澤氏は、プライベートジェットの利用料として一部の費用を資産会社側に支払っていましたが、東京国税局は、本来、前澤氏が支払うべき利用料が去年3月期までの3年間でおよそ5億円不足し、資産管理会社はその利用料を所得として計上する必要があると指摘したということです。
関係者によりますと、会社側はすでに修正申告しましたが、赤字分と相殺され、法人税の追徴課税は発生しなかったということです。
一方、前澤氏個人も、絵画の売買で得た利益などをめぐって、東京国税局から、おととしまでの3年間でおよそ9900万円の申告漏れを指摘され、追徴課税はおよそ4000万円に上ったということです。
これについて前澤氏は27日、ツイッターに「私は逃げも隠れもしないし、税務処理の方法でご指摘があれば、惜しまず税金払いますので、税金はどうか有効活用願います」などと投稿しています。
-- NHK NEWS WEB