神奈川県では27日、男女5人が新型コロナウイルスへの感染が新たに確認されたほか、感染していた70代の女性が死亡したと発表されました。
神奈川県によりますと、3月末に感染が確認され入院して治療を続けていた大和市に住む70代の女性が26日に死亡したということです。
死因は新型コロナウイルスによる肺炎でした。
また、横浜市によりますと、集団感染が起きている「湘南泉病院」に入院していた80代の女性2人が新たに感染したことが確認されたということです。
この病院に関係する感染者はこれで15人目で、25日、市が立ち入り調査を行ったところ、病院の共用スペースで消毒の不徹底など感染防止策の不備が見つかり、指導を行ったということです。
このほか、横浜市では市内の別の病院に勤務する50代の看護師の女性の感染も確認されました。
さらに、横須賀市はいずれも市内に住む40代の会社員の男性と60代の女性が新たに感染したと発表しました。
このうち男性は、今月15日に感染が確認された市内の男性の同僚で、ふだんから同じ車で通勤していたということで、この男性から感染したとみられています。軽症者を受け入れる宿泊施設に入所するということです。
もう1人の女性は軽症ですが、感染経路は分かっていません。
NHKのまとめでは神奈川県内で発表された感染者はこれで1339人となり、このうち79人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB