新型コロナウイルスの感染拡大で航空機エンジンなどの需要が落ち込んでいることから、大手機械メーカーのIHIはグループの従業員およそ3万人を対象に、来月、月に4日程度の一時帰休を実施する方針を決めました。
会社によりますと、IHIは来月、グループの従業員およそ3万人を対象に月に4日程度の一時帰休を行う方針を決めました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で航空機エンジンなどの需要が落ち込んでいるためで、従業員には休業手当を支払う方針です。
在宅勤務も活用して出社する人の数を通常の半分程度に抑え、感染対策も図るとしています。
また、三菱重工業も来月から相模原市の産業用エンジンなどの工場や滋賀県の工作機械の工場で働く従業員の一部、あわせて1200人程度を対象に月に数日程度、一時帰休を実施するということです。
需要の低迷が背景で、会社は休業手当を支給することにしています。
このほか時計メーカーのシチズン時計も、本社や工場のおよそ3400人を対象に、来月26日まで毎週金曜日を一時帰休とすることを決めていて、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う生産活動への影響が一段と広がっています。
-- NHK NEWS WEB