日本航空は、来年春に卒業する大学生などを対象にした採用活動について、パイロットなど一部の職種を除いて一時中断すると発表しました。航空業界では、ANAホールディングスなども一時中断していて新型コロナウイルスの感染拡大の影響が採用活動にも広がっています。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた移動の自粛で日本航空は、今月は、国際線の9割、国内線の7割を運休したり、減便したりしています。
会社は今後の事業環境を見通すことが難しいとして、来年春に卒業する大学生などを対象にした採用活動について養成に時間がかかるパイロットなど一部の職種を除いて一時中断すると発表しました。
日本航空はグループ全体で1720人を採用する予定で、エントリーシートの受け付けや書類選考を行っていたということです。
すでに一部のグループ会社では、合わせて150人の学生に内定を出していますが、内定の取り消しはせず、そのまま採用するとしています。
日本航空は、今後の感染状況などを慎重に見極めながら、再開の時期を検討するとしていて応募した学生などには、採用担当者から連絡するとしています。
航空業界では、ANAホールディングスやスカイマークも採用活動を一時中断していて、感染拡大による影響は、企業の採用活動にも広がっています。
-- NHK NEWS WEB