製品の品質を保証する書類を書き換えるなどの不正が明らかになった大手金属メーカーの日立金属は原因の究明を進めるため新しい経営体制に移行することになり、佐藤光司社長が問題の責任を取る形で今月31日付けで退任し、西山光秋会長が社長を兼任する人事を発表しました。
日立金属は4月27日、自動車部品に使われる特殊鋼などの品質を保証するために納入先に提出する書類の数値を書き換えたり、必要な検査を行わずに出荷したりする不正があったことを明らかにしました。
会社では外部の弁護士でつくる特別調査委員会を設置して原因の究明を進めていますが、新しい経営体制に移行するためとして、27日佐藤光司社長ら5人の役員が一連の問題の責任を取る形で今月31日付けで退任し、来月1日から西山光秋会長が社長を兼任する人事を発表しました。
-- NHK NEWS WEB