緊急事態宣言の解除を受け、27日から全業種で休業要請が緩和された神奈川県では、東京ではまだ緩和の対象となっていないカラオケ店も早速、営業を再開しました。
神奈川県では、27日から全業種で午後10時までの短縮営業が可能になり、東京ではまだ休業要請が緩和されていないカラオケ店も営業が可能になったことから、全国でカラオケ店を運営する会社は、神奈川県内の37店舗の営業を再開しました。
このうち、先月3日から休業してきた横浜市戸塚区の店舗では、午前9時の開店とともに次々と客が訪れ、フェイスシールドをした従業員が手の消毒を呼びかけ、マスクをつけていない人にはマスクを配って着用するよう求めていました。
店では個室に案内する人数を通常の定員の半数程度にし、マイクは歌うたびに利用客にシートを渡して消毒してもらい、食器は使い捨ての紙皿にするなどして感染防止対策を取っていくということです。
マスクをつけ1人で来店した16歳の男子高校生は「この時期に訪れることに迷いもありましたが対策をとって来ました。自粛でたまったうっぷんを歌って発散したい」と話していました。
「カラオケまねきねこ」の小室昌彦IR広報室長は「すでに再開した店を参考に対策の改善を重ね、新しいカラオケ店の在り方を模索しながら安心して過ごせる場所を提供していきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB