今週、緊急事態宣言が解除された首都圏の1都3県と北海道の27日の人出は、感染拡大前と比べて20%台から60%台の減少となりました。解除前と比べると、徐々に人出が戻りつつあることがうかがえます。
NTTドコモは、携帯電話の基地局の情報をもとにプライバシーを保護した形で全国47都道府県の人出のデータをまとめています。
それによりますと、27日の東京都内の各地の人出は、感染拡大前のことし1月中旬から2月中旬の平日の平均と比べて丸の内周辺で66.8%、大手町周辺で63.6%、渋谷センター街周辺で53.3%、新宿駅周辺で52.3%の減少でした。
また、埼玉、神奈川、千葉の3県では、大宮駅周辺で44.4%、横浜駅周辺で38.7%、千葉駅周辺で23.8%の減少でした。
北海道は、札幌駅周辺で49%の減少でした。
一方、各地の人出の減少率を宣言解除前の今月25日と比べると、横浜駅周辺が10ポイント余り縮小したほか、新宿駅周辺も6ポイント余り、千葉駅周辺も5ポイント余りいずれも縮小し、緊急事態宣言の解除を受けて、徐々に人出が戻りつつあることがうかがえます。
-- NHK NEWS WEB