神奈川県内では30日、新型コロナウイルスの感染が確認されていた1人の死亡と、4人の新たな感染が発表されました。
川崎市によりますと、死亡したのは川崎市中原区の90代の女性で、集団感染が起きている市内のグループホームに入居していて感染し、その後、入院していましたが、29日死亡が確認されたということです。
また、新たな感染者として30日発表されたのは、横浜市で3人、川崎市で1人の合わせて4人です。
横浜市が発表した感染者のうち、40代の男性は川崎市の職員ですが、主な業務はデスクワークで市民との直接的な接触はなく、5月23日に発熱の症状が出てからは出勤していないということです。
また、40代の女性は集団感染が起きている横浜市緑区の「鴨居病院」に勤める看護師で、鴨居病院に関係する感染者はこれで8人になりました。
あとの1人は横浜市内の別の医療機関で働く30代の医師の男性で、救急搬送されてその後に感染が確認された患者を診察していたということです。
一方、川崎市が発表した感染者は、都内の会社に勤務する30代の男性です。
30日発表された4人の感染者のうち、横浜市が発表した川崎市の職員の男性と、川崎市が発表した都内の会社に勤務する男性は、感染経路が分かっていないということです。
NHKのまとめでは神奈川県内で発表された感染者はこれで1361人となり、このうち85人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB