アメリカの民間企業が開発した宇宙船が、31日夜、初めて宇宙飛行士を乗せて国際宇宙ステーションへのドッキングに成功し、ハッチが開けられて飛行士は宇宙ステーションに入りました。
アメリカが自国の宇宙船で国際宇宙ステーションに飛行士を送り込むのはスペースシャトルの退役以来9年ぶりで、宇宙開発に民間企業が本格的に参入する時代の象徴として注目されています。
国際宇宙ステーションにドッキングしたのはアメリカの民間企業「スペースX」が開発した宇宙船、「クルードラゴン」です。
アメリカ人宇宙飛行士2人を乗せて、アメリカから打ち上げられ、31日午後11時すぎ、国際宇宙ステーションへのドッキングに成功しました。そしてハッチが開けられて、搭乗していた宇宙飛行士は宇宙ステーションに入り、滞在している3人の飛行士に出迎えられました。
今回は「クルードラゴン」の最終試験とされていて、帰還まで成功させるとその後は運用段階に入り、その1号機には日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが搭乗する予定です。
民間の有人宇宙船が宇宙ステーションに到着するのは初めてで、民間企業が宇宙開発に本格的に参入する時代の象徴として注目されています。
また、アメリカが自国の宇宙船で宇宙ステーションに飛行士を送り込むのはスペースシャトルの退役以来9年ぶりです。
-- NHK NEWS WEB