システムトラブルのためオンライン申請を中止した「雇用調整助成金」について厚生労働省は再発防止策が整ったとして今月5日からオンラインによる受け付けを再開することになりました。
「雇用調整助成金」は、売り上げが減少しても企業が従業員を休業させて雇用を維持した場合に国が休業手当の一部を助成する制度で、厚生労働省は手続きを簡素化するため、先月20日にオンラインによる申請を始めました。
ところが、システムに登録する際に本来、別々に割りふられるIDが同じタイミングで登録した人どうし一緒になり、お互いの個人情報が見られるトラブルが発生したことから初日に急きょ受け付けを中止しました。
これについて厚生労働省は同じIDが割りふられないようシステムを改修し、今月5日の正午からオンラインによる受け付けを再開することになりました。加藤厚生労働大臣は記者会見で「スタート当初にトラブルがあり大変ご迷惑をおかけした。こうしたことが起きないよう再発防止に努めたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB